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世界のガソリン価格から何が見える?

消費者のためなのか、政権争いのただのネタなのか、いずれにせよ、ガソリン価格の暫定税が廃止され、4月からガソリン価格が下がる模様になりました。

今日のニュースでは、値下げを見込んで買い控える利用者と、急な値下げはできないことと年度末の売り上げ減速にあえぐガソリン販売者側の苦悩にフォーカスされています。

今回の変更でガソリンはリッターあたり25円程度安くなるということですから、多少混乱があったとしても、レギュラーで130円くらいに落ち着くのでしょうか。

原油価格の上昇が続いている以上、また上がってくるでしょうし、下げたところで消費者は少し昔に戻るだけです。

結局は一時的な混乱で終わるだけでしょう。


今回のごたごたで、私が何より残念なのは、暫定税を環境税に転換できなかったことです。


日本のガソリン価格は世界と比べて、高いのか?低いのか?

世界で日本より高い国は、なぜ高いのか?
そういうことを考えると、日本の国会はくだらないことを議論しているのだとわかると思います。

下の図を見てください。これは、世界各国のガソリン価格を調査したものです。
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出典:財務省資料(元データはIEAの2007年第二四半期の調査結果)


世界には日本より高いガソリン価格の国が数多くあります。

価格が高いのはほとんどが欧州です。


さらによく見ると、価格が高いのはガソリン本体の価格(白抜き部分)が高いわけではなく、間接税や付加価値税(色月部分)が違うのだと気づきます。


欧州では温暖化、環境汚染の原因になる自動車を野放しにする気はなく、税金で自動車に乗る人にはそれに応じたコストを負担してもらっているのです。

ガソリン価格が高ければ、企業も市民もより燃費の高い車へ、車を使わない移動方法へ、車を使わない街づくりへと転換を促します。

ガソリン価格が安ければ、市民はガソリン費用のことは忘れて、自動車に乗りまくるでしょう。自動車メーカーも燃費のよい高額な車を開発しようと思いません。
道路は渋滞するし、街は景観を損ね、空気を汚染し、何も良いことになりません。


欧州の国は、強いビジョンで価格を作っているのです。

一方日本はどうか。 とほほ。ですね。


洞爺湖サミットに向けて日本の政治家はガソリン価格を世界最高にすることを宣言。

それでも日本の自動車メーカーも企業も優秀だから省エネにまい進する。

世界でも裕福な日本の国民はそれでも耐えぬける。

日本は国土も狭いし、都市部に人は集中しているから、自動車の少ない街づくりに転換する。

そして、新しいモデル国家を作る。


これくらいのことをしてほしいものです。




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